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やりたいをあとおしする
- 自分で何か料理を作ってみたい人。それを誰かに食べて欲しい人。そんな方のお役に立つために、市原市で初めてのシェアキッチンをつくります。
「うしくキッチン」は誰かのやりたいをあとおしするキッチン。やりたいという気持ちさえあれば、みんなが協力して応援してくれます。つくる場所、売る場所、食材調達に広告宣伝もお任せあれ!
誰かのやりたい気持ちと、いま地域にあるものをちょうどよく組み合わせて、新しい「ワクワク」と「美味しい」を牛久商店街からお届けします!
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主婦をシェフに
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- はじめまして!プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。房総ローカリストのぽんちゃと申します。
いつもはツイッターなどで短めの情報発信をしているのですが、今回は小湊鐡道さん特別企画のクラウドファンディングということで、想いがあふれて長めの文章になっております。あらかじめご容赦ください。
今回は市原市で初めてのシェアキッチン「うしくキッチン」のご提案なのですが、そのまえに「房総おむすび」の話をさせてもらえませんか。少しだけお付き合いください。
新潟出身のぽんちゃが房総に移住したのがちょうど10年前。平日は都内の企業で働き、週末は房総各地をドライブ、美味しい食べ物、素敵な景色に触れることが何よりの癒やしでした。
房総半島って海や里山はもちろん、湖に渓谷、棚田や干潟など、日本らしい、田舎らしい風景がギューッと詰まってると思いませんか。青や緑、黄色など様々な色彩に溢れたこの地域には個性的な文化が根づいてます。房総の魅力に気づき、もっと触れたいとみんなに思ってもらえるきっかけになりたいな。そんな想いで、おむすび専門店「房総おむすび」をはじめました。
房総おむすびは主婦がつくるおむすび屋さんです。その活動目的は地域の主婦の皆さんの活躍を「あとおし」すること。子育ての合間の短い時間でも働きたい、地域の一員として社会とのつながりを感じたい、そういう主婦の方ってきっと多いはず。そんな方々の要望に応えていけたら、きっと地域も盛り上がるはず。
【房総おむすびのやりたいこと】
・短い時間でもしっかり働けること
・地域とのつながりを感じられること
・主婦の料理スキルを活かすこと
家族のために喜んで欲しい、という思いで磨かれてきた料理の腕前を、地域に還元できたらきっと面白いことができるはず、地域の方々にも喜んでもらえるはず、誰かのやりたいを少しずつ形にしていったら、結果的に地域のためにもなっている。
そんなことを、このおむすび屋さんで実現したいなーと考えて活動しています。 -
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牛久商店街がなかったらできなかった
- 人と地域をむすぶ、房総おむすび。そのはじまりは、海苔の名産地、木更津金田の主婦「なおちゃん」を誘って二人三脚でのスタートでした。
飲食店経験なし、何かを販売した経験もない二人。最初は右も左もわからず、とにかく飲食店の先輩に話を聞いて勉強し、試作を繰り返す毎日。
富津のお米マイスターから美味しいお米の洗い方を、袖ケ浦の海苔屋さんから美味しい海苔の見分け方を、地域の方々からその地域自慢の美味しい食材を聞いて回る。
鴨川の「長狭米」、木更津の「青まぜ海苔」もこうした活動の中で見つけることができました。 -
- 2021年5月に木更津市のシェアキッチンで1日限定販売をした房総おむすび。SNSで宣伝をしましたが、半日の営業でわずか13食しか売ることができませんでした。売り上げは1万円をちょっとこえるくらい。
飲食店の大変さ、お金を稼ぐことの難しさを、痛いほど感じました。
そんな絶望感の中で、初心者のぽんちゃをあとおししてくれたのが高橋洋介くんです。牛久の地域活性化に尽力する高橋くんは、牛久商店街を一緒に歩きながら、お店の方々にぽんちゃを紹介して回ってくれたんです。
高橋くんのおかげで、翌月から上総牛久駅前の月1マルシェ「うしくにぎわいマーケット」でおむすびを販売することができるようになりました。 -
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牛久商店街との関わりができて一番に驚いたことが、地域の主婦の方たちがとっても活動的なこと。「うしくにぎわいマーケット」や「うしぷら」など牛久の面白い取り組みは主婦の方々を中心に実施されていました。
ぽんちゃは「房総おむすび」というおむすび屋さんで主婦の方々を応援したい、と考えていたので、気づけば「ここで房総おむすびを開店したい」と口にしていました。
それから、牛久の皆さんが中心となって、商品アイデアを出してくれたり、空き店舗を一緒に探してくれたり、口々に応援の言葉をかけてくれたり。あとおしのおかげで、4月のうしくにぎわいマーケットでは、30分足らずで50食を完売するお店にまで育てていただきました。
このような経緯があって、牛久にご縁をいただき、今回、牛久商店街に「房総おむすび」を出店することになりました! -
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誰かの「やりたい!」を全力であとおしする
- とはいえ、これまで月1回の販売だった房総おむすび。商店街に出店しても週1回の販売がやっとです。
ただ、残りの週6日、キッチンを使わないままなのはもったいない。
そのうえで、コロナ渦のマルシェを一緒に過ごし、あとおししてくれた牛久の皆さんに少しでも恩返しができないか、、、
その答えがぽんちゃ自身がシェアキッチンを経営することでした。
シェアキッチン「うしくキッチン」として、同じようなスモールスタートのチャレンジショップを応援できるキッチンをつくる。その中で、週1日は「房総おむすび」を営業できればそれでいい。そして、ぽんちゃのこのわずか1年間の経験が、これからチャレンジしようとする誰かの役に立つことができればいいな、と考えています。
今回、牛久商店街の一角に開業する「うしくキッチン」は、日替わりでお店とシェフ、料理の内容が変わるシェアキッチンです。
やりたい人がやりたい時にお弁当やお惣菜、お菓子やパンを作ったり、販売したりすることができます。
さらに、「うしくキッチン」にはとっても心強い特典がたくさん、、、 -
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【やりたいをあとおしする設備】
うしくキッチンには特別な道具や設備はありません。ちょっと良い台所という感じです。普通の台所と違う点は「飲食店営業」と「そうざい製造業」の営業許可があること。だから、いつも通りの料理を誰かに販売することができるキッチンなんです。もちろん、料理教室やワークショップなど、販売を目的としない利用もOKですよ。
※販売には「食品衛生責任者」の資格が必要となります。
【やりたいをあとおしする仕組み】
うしくキッチンは、誰もがやりたいことをすぐに始めることができるよう、1枠からの販売をしています。(1枠4,000円から利用可。定期利用の場合は割引きも検討しています。)2~3人でのワリカンもOK。少ないコストからでも、チャレンジできるキッチンです。
【やりたいをあとおしする機会】
うしくキッチンで作ったものを販売できる機会をご用意しています。上総牛久駅前で開催されるマルシェ「うしくにぎわいマーケット」に出店することも可能です。作ったものをすぐ近くで、しかも多くの人でにぎわう場所で販売することができるキッチンです。
※マーケットの出店には実行委員会による事前審査があります。
【やりたいをあとおしする情報発信】
うしくキッチンでは、はじめる人の情報発信をあとおしします。南市原を代表する地域新聞「伝心柱」と連携して、地域の方々へのお店やメニューの情報発信ができます。もちろん、ぽんちゃもSNSでの情報発信をお手伝いしますよ!あなたの想いをみんなの力で拡散してくれるキッチンです。
【やりたいをあとおしする地域】
うしくキッチンの利用者は、牛久地域の提携店の商品を使うことができます。お肉やお魚、お米などは商店街のお店で仕入れることができます。そして、お野菜は近くの内田未来農園で採れたものを使うことができます。とことん地元の食材が使えるキッチンです。
【やりたいをあとおしするサポーター】
うしくキッチンにはたくさんのサポーターがいます。牛久商店街はもちろん、市役所の皆さん、ローカル鉄道に地域の金融機関。このような方々があなたの作った料理を心待ちにしています。そして、あなたの目の前で美味しい表情を見せてくれます。
「うしくキッチン」を一度利用すれば、また利用したくなる快適さがきっとあるはず。地域が一体となって誰かの「やりたい!」をあとおしできるのが最大の強みなんです! -
上総牛久ってどんなところ?
- 市原市の南部にある牛久。房総の東西南北を繋ぐ交通の要衝として古くから栄えました。
小湊鐡道の沿線で一番の乗降客数のある上総牛久駅は、1925年(大正14年)にできた古い駅舎が特徴です。 -
- 駅前通りを抜けると昭和レトロな看板建築の牛久商店街があります。毎年7月に行われる「牛久八坂祭」は牛久商店街を舞台にした一大イベント。上町、仲町、下町の三台の山車の上で祭り囃子が鳴り響きます。(新型コロナウィルス感染拡大により2020年、2021年は中止)
祭りの日には多くの露店が並び、たくさんの人でにぎわう牛久商店街ですが、人口減少、後継者不足はこの地域の長年の課題となっており、シャッターを閉じたままの空き店舗が目立つようになってしまいました。 -
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そのような中でここ数年、商店街を盛り上げようとする動きも出てきています。
商店街をぷらっと歩いてお買い物を楽しむ「うしぷら」、大学生が知恵を使ってお店をプロモーションする「牛久のれんプロジェクト」、駅構内に商店街の商品を直接届ける「出張牛久商店街」など、数々の個性的なプロジェクトが、互いに連携しながら地域を盛り上げています。
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そして、毎月第二日曜日に開催される「うしくにぎわいマーケット」は、商店街のお店が中心になって運営しているマルシェ。毎回、駅前に多くの人が集まり、完売が続出する大盛況ぶりです。 -
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- そうした動きの中で、駅舎にあるコーヒースタンド「#牛久にカフェをつくりたいんだ」が生まれました。「駅から街へ」をコンセプトに、コーヒーを持って商店街を歩いて欲しいという想いを表現したお店になっています。
最近では、「里山トイレ」や小型EVカーシェア、レンタサイクルなども設置され、行政や鉄道も一緒に連携して地域を盛り上げようとしているのが牛久の強みです。 -
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地域に住む人が自ら立ち上がり行動する。こういった地域には、新しい人を惹きつける素敵な魅力があります。牛久で育った人も、Uターンで戻ってきた人も、県外から移住してきた人も、地域外に住む人も、みんながゆるやかに連携しているからこそ新たなチャレンジが生まれやすいですよね! -
うしくキッチンの開業予定地について
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- 牛久商店街に新たに開業するシェアキッチン「うしくキッチン」は元靴屋さんを改修してつくります。(写真右、市原市牛久1268)
奥にある住居部分と、道路に面した店舗部分。その間の仕切りをしっかりつくり、オーナーさんの生活に影響が出ないよう考慮して施工します。
ちなみに、この物件は、いちはらアート×ミックスの期間中にコミュニティスペース「伝心柱の館」として使われていた物件です。「伝心柱」とは南市原で多くの方に読まれている地域新聞のこと。その代表である、原地利忠さんが賃料交渉から、契約手続きに至るまで力強くフォローいただき、契約をすることができました。
そこまであとおししていただける心強い方がいるからこそ、ぽんちゃの今があるんです。そして、そのおかげでオーナーさんからも応援の言葉をいただけるようになりました。
本当にありがたいことです。
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- 物件の間取りはこんな感じです。
コミュニティスペース、キッチン、キッズスペース(休憩所)、店舗部分を3つに区切って、キッチンだけでなく、お客様も安心して入って来れる、そして子育て中の人でも安心して働ける、そんな空間をイメージしています。
一般のシェアキッチンと比べるとだいぶせまいですが、「商店街に開かれた共有の台所」として、地域の人に活用してもらえることを目指していきます。
作る人、食べる人、それをあとおしする人、、、
地域をともに共有するすべての人にメリットを感じていただける「うしくキッチン」に育てていけるように頑張ります! -
資金の使い道・実施スケジュール
- 「うしくキッチン」をつくるには、以下の費用が必要になってきます。
今回のクラウドファンディングでは、「うしくキッチン」を2022年7月に開業させるために必要な資金の一部を集めます。
皆さんからいただいた資金を設備工事などの費用にあて、応援いただいた皆さんにリターン品で還元します。 -
- このクラウドファンディングでは、総事業費およそ135万円のうち30万円を集めることを目標としています。
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リターンのご紹介
- 牛久商店街のシェアキッチン「うしくキッチン」。
このクラウドファンディングでは、実際に牛久商店街に足を運んで、あとおししたい人向けのリターンを数多くご用意しています。
■〇〇〇が作る牛久商店街弁当
牛久商店街にある食材を活用して、日替わりのシェフが作る数量限定のお弁当が食べられます。市原の人気店、実力派の移住者のほか、実際にうしくキッチンを利用する予定のチャレンジショップ(現在交渉中)のお弁当も楽しめちゃいますよ。房総おむすびも今回はじめてのお弁当にチャレンジします。詳細は随時「新着情報」からお知らせしていきますね!
※開店後(7月中旬頃を予定)ご利用可能な割引チケットをおつけいたします。
■牛久商店街隅々までご案内ツアーご招待
このページを見て牛久のことをもっと詳しく知りたい、実際に遊びに行きたいと思ってくれた方におすすめのリターンです。「牛久商店街をぷらっとお買い物」を合言葉に街歩きする「うしぷら」メンバーによる商店街ご案内プランです。新参者のぽんちゃも一緒に街歩きさせてください。
■お弁当付きトロッコ列車の旅ご招待
トロッコ列車に乗る前に牛久を楽しんでいきませんか。一緒に牛久商店街をうしぷらしたら、お弁当とコーヒーを持って、トロッコ列車に乗って夏の南市原へ。うしくキッチンだけでなく、うしぷら、出張牛久商店街、牛久にカフェを作りたいんだ、をまるごと満喫できる特別な方向けのリターンです。
※リターンに小湊鐡道乗車券、トロッコ列車整理券が含まれていますので、お客様で個別に乗車予約の必要はございません。
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うしくキッチンの利用者の方、何かを作りたい!、やりたい人には以下のリターンをご用意しています。
■【キッチン利用者向け】商店街全力あとおしプラン
料理をしてみたい、実際に販売したいという方向けに、実際にうしくキッチンを利用できるプランです。一ヶ月のご契約で計4回、キッチンをご利用いただけます。牛久商店街の店舗への案内、食材調達(商店街・内田未来農園など)のご相談から、地域新聞「伝心柱」やぽんちゃSNSを活用した情報発信、月1マルシェ「うしくにぎわいマーケット」へのチャレンジも可能なプランです。
※商品を販売する方は「食品衛生責任者」の資格が必要となります。
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最後に、牛久商店街に足を運ぶことが難しい、行きたいけどスケジュールが合わないなどの場合でも、あとおししたい方向けに以下のリターンをご用意しています。
■房総おむすびのもと詰め合わせ
人と地域をむすぶおむすび専門店「房総おむすび」の味がお取り寄せで楽しめるプランです。房総おむすびが実際に商品に使用している食材の詰め合わせセット。鴨川のブランド「長狭米こしひかり」、木更津の高級海苔「青まぜ海苔」、富津の老舗「宮醤油店」のお醤油をセットにしてお届けいたします。
■あとおし(お気持ちだけ)
支援の全額を開業資金にあててほしい、気持ちだけあとおししたいという方はこちらをお選びいただけると、正直なところ、非常にありがたいです。2,000円から支援が可能になってますが、複数購入いただくことで任意の額をご支援いただけます。 (例えば10,000円ご支援の場合は5個購入)
今回、商店街に来ることができない方も、いつかの機会に一緒に商店街を楽しんで、美味しいを共有することができればうれしいです。 -
挑戦する誰かを一緒にあとおししよう!
- 長い文章を読んでいただき本当にありがとうございます。最後の最後に、あと少しだけお話しさせてください!
残念ながら、牛久商店街はシャッターが目立ち、空き店舗が多い商店街です。
「うしくキッチン」ではチャレンジショップを生み出し、牛久商店街を盛り上げるだけでなく、チャレンジショップが自信をつけた先に、空き店舗を活用して開業することで、牛久商店街の空き店舗問題に歯止めをかける有効な手段になることを目指していきます。
自分の「やりたい!」を叶えたい、仲間を見つけ地域とのつながりが感じたい、牛久でチャレンジしたいという方の願いにこたえたい!
上総牛久駅前の商店街から、地域を盛り上げ、「美味しい」が生まれる過程を一緒に楽しみ、一緒に応援できる市原市初のシェアキッチン。僕たちの新しいチャレンジにぜひ力強いご支援をお願いします!
誰かの「やりたい!」を一緒にあとおししませんか? -
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