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地域の生産者様とともに、地域の魅力を最大限お伝えする「ろくやグループ」です。
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- はじめまして、私たちは南房総で「網元の宿ろくや」や「鏡ヶ浦温泉rokuza」を運営しているろくやグループと申します。
私たち、ろくやグループのある南房総はすばらしい食材の宝庫です。
新鮮な魚介類はもちろんのこと、瑞々しい地野菜にフルーツ。
酪農発祥の地だけあり、黒毛和牛やチーズなど数えだすと切りがないほどです。
私たちは創業以来、こうした素晴らしい食材の魅力を最大限お伝えできるよう、一度訪れた方がまた南房総に行きたい!と思っていただけるよう、地域の生産者様と二人三脚で、この地を訪れるお客様の期待に応えていけるよう努力してまいりました。
いまでは、2軒の旅館だけではなく、渚の駅たてやまで「海のマルシェたてやま」「パティスリーソラネル」という地域の食材を様々な形で発信する拠点を展開しているほか、「海のマルシェたてやま」では今後、この素晴らしい地域の食材を南房総以外でも楽しんでいただけるようECサイトの起ち上げも計画しております。 -
訪れた危機と新たな挑戦。
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激減した観光需要とせっかく育てた農作物の危機
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- しかしながら、こうしたなか、感染症の脅威が降りかかりました。
従業員の安全を守るため、弊社も昨年は3ヶ月の休業を余儀なくされました。
その後、営業再開したろくやグループは、日頃から支えてくださる常連様のおかげでV字回復することができましたが、地域を見渡すとそこには大きな打撃を受ける生産者様の姿がありました。
南房総の南に位置する館山では、12月から5月にかけて例年、苺狩りを目当てに多くの観光客が押し寄せます。
ところがここ2年、以前のような活気は見られなくなりました。
当然育てたいちごはお客様の口に入ることはなく、歯がゆい思いを抱える生産者の方々。
地元の生産者様と二人三脚で南房総の魅力を発信してきたろくやグループとして、せっかく育てたいちごが日の目を見ない訳にはいかない!生産者様の努力を無駄にする訳にはいかない!今の状況を何とか打破する取り組みを進めなくてはならない!そう強く思いました。 -
パティスリーソラネル廣田の挑戦
- それならば、と、商品開発に乗り出したのが、ろくやグループに入社したばかりにして、弊社グループの洋食部門を統括する経験豊かなシェフ「廣田真吾」です。
「パティスリーソラネル」製菓部門の責任者も兼任する廣田は、その技術を使い、さまざまな試作を行いました。
ジェラート、タルト、シュークリーム、バターサンド・・・素材が良いのでどれも美味しく出来るのですが、多くのいちごを使い、そして南房総のいちごにぴったりな加工方法は何か・・・試行錯誤を繰り返し、生産者様の声も聞きながら出来上がったのが今回の苺バターでした。 - 館山産の苺「紅ほっぺ」を使い出来上がった今回の「房総苺バター」。多くの方に召し上がっていただくことで、苺のフードロスを防ぎ、少しでも地域の生産者様の力になれるよう大量生産に踏み切ることとしました。
既にたくさんの苺は確保しました。出来るだけたくさんの方に、この「房総苺バター」を知って頂けるよう、クラウドファンディングに挑戦することとしました。 -
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苺バターにぴったりの館山産「紅ほっぺ」を100%使用しました!
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- この南房総地域では、多くの種類の苺が育てられています。
その中でも、苺バターにぴったり合う苺の品種は何か。
ポイントは
①【酸味があること】
②【赤い苺であること】
③【苺の香りが広がること】
です。
甘い苺はとっても美味しいですが、加熱調理する苺バターはほどよく酸味がなければ出来上がりが甘くなりすぎてしまいます。
また、中まで赤い苺でなければバターと混ぜたときに綺麗な色に仕上がりませんし、トーストしたあつあつの食パンに塗ったときには食欲を誘う香りが引き立つことが理想です。 - こうした条件にピッタリなのが、今回使用している館山産の「紅ほっぺ」でした。
「紅ほっぺ」とは「章姫」に「さちのか」を交配し選抜育成した特選苺です。
名前の由来は中心部まで赤く、ほっぺが落ちるほど美味しいことを表しています。
味は「さちのか」より甘く「章姫」より酸味があって「アイベリー」のような華やかな香りが特徴です。
今回は、芯まで赤く、甘みと酸味のバランスが良い「紅ほっぺ」にこだわり、余計なものは加えず「紅ほっぺ」の持つ「酸味」「色」「香り」を最大限活かしました。
甘さ控えめ、苺の果肉は残しつつ、バター感も楽しめるよう配合した自慢の苺バター。
お好みのパンをトーストしてたっぷり塗ってお召し上がりください。 -
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素晴らしい苺を愛情込めて育てている「たんぽぽ農園」と生産者の「伏木さん」。
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- 今回苺バターに使用する苺を育てる「たんぽぽ農園」さんは、南房総市内に「富浦いちご狩りセンター」「白浜いちご狩りセンター」「いちごランド」の3か所の農園があり、綺麗な水、温度、光と肥料を徹底的に管理して美味しい苺を生産しています。
「紅ほっぺ」の他にも「章姫」、「かおり野」、「やよいひめ」、珍しい「白苺」も育てているのです。
また、苺以外にも、サツマイモとトマトを生産されており、このどちらもまた絶品です。
「たんぽぽ農園」の苺責任者「伏木さん」に苺作りのこだわりを伺ったところ、
元々サツマイモ(絶品のサツマイモです!)を担当していたそうで、
「苺作りはパートスタッフの方々に教えていただいてます」
と、何とも謙虚な返答を頂きました。
もちろん伏木さんを支えるスタッフさん達も優秀なんでしょうが、この謙虚さが美味しい苺を育てる上で実は重要なのではないかと感じました。
苺農園で、苺に囲まれながら説明してくださる伏木さんの笑顔はとても優しく、「食べてみてください」と、渡された苺は本当に本当に美味しかったです。
日常が戻った暁には、是非たんぽぽ農園で苺狩りをお楽しみください。 -
シェフ「廣田 真吾」プロフィール
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- ・1982年福岡生まれ。
・18歳よりイタリア料理を始め、25歳で福岡「レオーネチェルキオ」のシェフに就任。
・その後香港へ渡り「ラトリエドジョエルロブション」、「オットエメッツエボンバーナ」といった名高い三ツ星レストランを経験。
・そこからベトナムホーチミンへと活躍の場を移し、山田宏己シェフ率いる「バスタヒロ」でヘッドシェフを務める。
・その後日本へ帰国し、京都「エルタン」、大阪「カルロ」でシェフを歴任。
・2022年ろくやグループ洋食ヘッドシェフに就任。
これから南房総の食材を活かした鉄板焼きや海沿いのヴィラにモダンイタリアンの新業態を開業予定。 -
- スペシャリテは野菜のパフェ
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お薦めの食べ方
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- やはりまずは、食パンやクロワッサンなどお好みのパンをトーストして苺バターをたっぷり!
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- アレンジとしてEXオリーブオイルと塩、黒胡椒をかけると一味違った美味しさを味わうことができます。
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- 苺バターを使ったスイーツレシピをご紹介。
厚切り食パンをトーストし、いちごバターを塗る。
半割りとスライスした苺をたっぷりのせ、中央にバニラアイス、苺のヘタを飾る。
※あれば粉砂糖、炒ったアーモンドスライスで仕上げ。
・チーズ
・サラダ
等の相性もよく、アイデア次第で広がります。 -
房総の魅力を一人でも多くの方へ。
- 私たち「ろくやグループ」は南房総の魅力を知ってもらい、何度も訪れてもらいたいという思いでおもてなしの形を築いてきました。
そのなかで地域の生産者の方々との繋がりも出来てきました。たびたび感じるのは、素晴らしい食材を作っているけれど、謙虚な方々が多く、その魅力が世の中に十分に知られていないということ。
そこで生産者様と一緒になって、房総の本当に良いものを発信していきたいという想いから、「海のマルシェ」というECサイトを夏頃に立ち上げることを計画しています。
(現在「ろくやグループ」で運営する「六左衛門ストア」をリニューアルし、より地域の魅力が発信していけるよう、商品ラインナップも広げていく計画です!)
まだまだ房総には魅了的な食材が沢山あり、このサイトで、それをご紹介していきたいと考えています。
今後は、南房総名産の枇杷を使った「枇杷バター」やバターシリーズとして「無花果バター」。フルーツ以外にも「みやざわ和牛のカレー」や、定置網で取れた地魚の「房総ブイヤベース」などなど、南房総や千葉の魅力あふれる食材を使った土産品の開発を行っていく予定です。
まずは、房総の魅力を発信する商品の第一弾として開発された「館山産紅ほっぺ 房総苺バター」をお届けすることで、房総の魅力を1人でも多くの方が知っていただくきっかけになれば幸いです。
パティスリーソラネル、そして「ろくやグループ」の新たな挑戦、どうぞ応援よろしくお願いします!