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創業寛政十二年(1800年)江戸の時代より脈々と受け継がれた二百余年の伝統と伝承の技で「十代目渾身のうなぎしぐれ煮」を製造し、献上品としてお殿様も召し上がったといわれる美味しさを皆様にも是非お召し上がりいただきたい
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「渾身のうなぎのしぐれ煮」最高に美味しいお召し上がり方
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まず一杯目
- あたたかなごはんにしぐれ煮一切れと山椒数粒をのせタレを少量回しかけお召し上がりください。しぐれ煮は手間暇を惜しまず時間をかけて仕上げることで、素材のおいしさとタレのおいしさをたっぷりと含ませる技法です。一切れでうなぎの風味とタレのコクが口いっぱいに広がります。
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おかわり
- お湯やお茶(緑茶がおすすめです)に、別添の「うな茶だし」を小さじ1杯ほど入れうなぎしぐれ煮をのせたごはんにかけてお召し上がりください。同様に「うな茶だし」を加えた冷水をうなぎしぐれ煮をのせたごはんにかけて氷を添えた冷製茶漬も美味しいお召し上がり方です。
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アクセントに
- うなぎ茶漬の彩りに京都の食文化の一つでもある「ぶぶあられ」を取り寄せご用意いたしました。うなぎ茶漬に加えることで、食感の楽しさ、あられの香ばしさをお楽しみいただけます。
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アレンジ
- うなぎしぐれ煮を冷蔵庫で冷やすとタレが煮こごりになります。温かなごはんに煮こごりになったタレとうなぎしぐれ煮をのせ、溶けていくタレと共にうなぎしぐれ煮の引き締まった身はまた違った味わいをお楽しみいただけます。
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うなぎしぐれ煮に合うお供
- うなぎしぐれ煮、うなぎ茶漬には、お好みで「わさび」「わさび漬」「小葱」「きざみのり」「みょうが」などを添えてもおいしくお召し上がりいただけます。またうなぎしぐれ煮のタレ、もしくはうな茶だしをを多めに加え、卵黄を添えて「うなぎしぐれ煮のたまごかけごはん」は絶品のおいしさです。
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いかだ焼本舗正上のこと・・・
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正上とは?
- 創業寛政十二年(1800年)。醤油屋を生業としており、その味づくりを継承しています。店舗は利根川の支流、江戸の風情が色濃く残る「佐原」小野川のほとり、国の重要伝統的建造物群保存地区の中心に位置し千葉県有形文化財の指定を受けています。江戸時代からそのまま残る町並みは今はなき江戸の風景を彷彿とさせ、「町ぐるみ博物館」のテーマのもと数多くの観光客を迎え、テレビの旅番組やドラマ、コマーシャルなどにも数多く使われています。また日本地図を作った男「伊能忠敬」が商いを試み、日本地図製作の足掛かりとした地としても注目をされております。ちなみになぜ?「いかだ焼本舗」という名称をつけているのかというと、いかだ焼とは、わかさぎを串に刺し焼き上げ、伝統の壺釜で甘辛く煮上げた「わかさぎの佃煮」のことです。昔は商品ではなく、お得意先様にお盆や暮れのお届け物として製造していたそうです。大変好評だったため9代目が商品化して食品製造の足掛かりとし、看板商品となりました。この「いかだ焼」は、山形県の「民田ナス」を唐辛子と麹で漬込んだ「小茄子の三升漬」と共に、江戸時代から変わらない製法を伝承している商品です。
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正上の歴史
- 弊社は1800年、初代がごま油製造を暖簾分けしてもらい独立したところから歴史が始まります。徳川が行った事業で運河としての利用が可能になった利根川を利用して江戸との舟運を始めた近江商人を手本に2代目、3代目は利根川の舟運を利用し江戸での商売を始めます。地元佐原では米をはじめとする、豊富に取れた農産物を、伝統の技法に基づき商品化を続けてきました。
歴史の波に呑み込まれ、廃藩置県や第二次世界大戦の敗戦により正上を取り巻く環境は大きく変わる中、醤油の卸は続けていましたが、この変化に危機感を抱いた9代目は、近隣で漁獲された魚や貝などを佃煮に野菜類を漬物にする等、また新たに江戸の頃より伝わっていた「わかさぎいかだ焼」と「小茄子の三升漬」を商品化し世に出します。
その間、1992年に弊社店舗や土蔵が千葉県有形文化財に指定された後、2001年9月加瀨幸一郎が10代目を襲名します。
このころには土産品としての商品づくりに加え、国内の有名百貨店との取組みも商売の核になり、「焼蛤」や「九十九里浜蛤酒蒸し」「房総真鯛春子焼」などの高級品を主に取り扱うようになります。
2011年3月、東日本大震災にみまわれます。店舗や工場が被災し大きな痛手を受けます。この惨状を目にした時、二度と立ち上がれないのではないかと思ったことを思い出します。しかしながらこの歴史文化を残すために多くの方の尽力をいただき再び商売を始めることができました。
この時、10代目として何をするべきか?何ができるか?と考え、今作っている商品たちは果たして評価に値する商品なのかを問うことが今後につながる力になると考えました。
いままで作ってきた商品をブラッシュアップし、
・日本ギフト大賞
・千葉県ブランド水産物の認定
・日本のおみやげグランプリ
・日本酒に合うおつまみグランプリ
・フードアクションニッポンアワード
・ちばの逸品銀賞
・ちばの逸品金賞 に輝くなど・・・
数多くの賞を頂くことができ、また、全国の有名百貨店などのギフトとしての販売を励みに現在では千葉県産物を中心に年間10種類以上の新商品の考案をし、他会社様からも多くのご依頼をいただけるようになりました。 -
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正上10代目とは?
- 弊社現当主は10代目になりますが、まさに伊能忠敬が日本地図を制作するため江戸へ旅立った頃、初代「加瀬庄次郎」は商いを初め、現在10代目になる今も日々の生活や祀りごとなどでもその伝統を受け継ぎ、その暮らし方や先祖から伝わる風習、習慣などは今も脈々と途切れることなく行われており、失われつつある日本の伝統を継承しているところから「NHKの商家の一年」に取り上げられ放映されるなどされております。
また味づくりにおいては伝承の技を大切にしながらも新しい技術を取り入れることに躊躇なく、最新の技術を駆使してより良い製品や新製品の開発を怠ることなく日々精進しております。 -
江戸の時代より味を造って二百余年
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数ある佃煮の中でなぜ?うなぎしぐれ煮なのか
- 江戸時代この地域は幕府の直轄地として江戸の文化を取り込みながらも独自の文化をはぐくんでまいりました。食もその一部としてその時代の最先端を取り込んで発展しておりました。当時贅沢品であった醤油や酒を使った佃煮もその一つで、特に川魚の佃煮は江戸へ運ばれ珍重されたようです。冷蔵技術の無かった時代、美味しく日持をさせることは必須の技術であったと思われます。その中でもうなぎは別格で、また佃煮にすることで美味しく、日持ちがすることでお殿様への献上品としても用いられました。当時お殿様でさえ滅多に口にすることのできなかった贅沢品を皆様にお届けできることに悠久のロマンを感じざるを得ません。
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江戸より脈々と受け継がれた佃煮の技法
- 佃煮とは薄いタレから火入れを行い、じっくりと時間をかけることで原料に含まれる水分とタレの成分(旨味)が入れ替わることで作られていきます。この技法は江戸の頃から大きく変わることなく現在に受け継がれています。大阪で徳川家康が愛でた佃煮職人を江戸へ呼び寄せ佃島へ住まわせ特別な待遇を与えたことから江戸近郊へもその技術が広がった歴史があります。
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うなぎの事
- うなぎは利根川のほとり香取市小見川にある、創業明治三十年のうなぎ問屋一筋戸村川魚店の六代目当主が、その時期一番に選んだ大きさと脂ののりが絶妙な国産うなぎを使用いたします。近在の戸村川魚店から仕入れをする事により、長年のお付き合いによる原料の信頼度はもとより、さばき方、焼き方などを弊社の希望に合わせて特注加工してもらうことができます。また、焼きたてのうなぎを仕入れて、すぐに煮作業をすることで、より一層おいしいうなぎしぐれ煮に仕上げることができます。
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香の宝石「朝倉山椒」とうなぎしぐれ煮の味を調える手間と最新の技術
- 煮上がったうなぎしぐれ煮は一切れずつ手詰めしていきます。その時、数粒ずつ山椒を加えていき、まんべんなく山椒がいきわたる手間をかけます。地味な作業ですがこの一手間が山椒の香りをうなぎしぐれ煮一切れ一切れに均一に移すための大事な作業になります。タレと共に瓶詰めすることは二つのこだわりがあります。一つ目は皆様にうなぎのおいしさが一番含まれる「タレ」を召し上がっていただきたいとの思いです。うなぎのタレはおいしさの命です。うなぎ屋はこのタレをつぎ足し作っていくことで美味しさの相乗効果を生み出しています。ですからこのタレの製法は門外不出なのです。二つ目に最後までしっとりとしたうなぎしぐれ煮のおいしさを味わっていただけるからです。そしてここに江戸時代にはなかった最新技術が生かされています。瓶詰めする理由もここにあります。瓶詰めされたうなぎしぐれ煮は、最新技術「加圧加熱調理」されます。ここではじめて、うなぎしぐれ煮と山椒の香りと味わい深いタレが絶妙にブレンドされます。
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山椒の事
- 山椒は1年に1週間しか収穫のタイミングがないといわれる国産(奈良県産)朝倉山椒を手摘みにて収穫後、丁寧に枝を取り除き、冷蔵で納品されたものを使用いたします。ほのかな香りとしつこく残らない爽やかな辛味が特徴の一級品です。うなぎのおいしさを邪魔しない、絶妙な香りと辛味を演出します。
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10代目が今に伝えたい伝承の技で仕上げる伝統の味
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なぜ今?なぜうなぎなのか?
- うなぎに限らず原料には価格によって差があります。しかし良い原料を使えば価格が上がります。商品は、当然一定数量販売できなければ製造することができません。そのためどこかで妥協(原材料やその他の材料の価格を抑える)をしながら全体の価格を抑える(他商品との競争力のある価格)ことをしなければ、他の商品に負けてしまい商売として成り立たないということがおきます。10代目の集大成として取り組むこの企画は、本当に美味しいものを作るため、価格にとらわれず、美味しく仕上げるための理由のみで厳選した原料を使い、食べていただけた方が、江戸のお殿様が食したであろう贅沢な伝統の味と日本食の奥の深さを堪能してただけることを目標にいたしました。この商品を待ってくれているお客様が先にいることで、長年作りたかった「渾身のうなぎしぐれ煮」を華やかであったであろう江戸の文化と伝統を今に再現するべく、またモチベーション高く作ることができるプロジェクトにしたいと考えたからです。
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皆様に「おいしい!」をお届けするためにご用意した品々
- しぐれ煮の製造はうなぎの蒸し工程から弊社で行います。脂をどれだけ除くか残すかは、うなぎしぐれ煮のおいしさに大きく影響するからです。脂を残しすぎると臭みが残りしつこくなり、脂が少なすぎると旨味が足りなくなります。うなぎしぐれ煮製造に絶妙な蒸し加減を施します。弊社が代々培ってきた保存料も火入れ加工もしない本醸造もろみを使用して絞っただけの生醤油をベースにした煮ダレに、うなぎの頭と骨を加えて仕上げるしぐれ煮を煮ダレと共に丁寧に一切れずつ手詰めで瓶に詰めるのも独自の製法です。煮上げたうなぎを詰め、生山椒を一つまみ入れ、またうなぎを詰め生山椒を一つまみ、最後に煮ダレを注ぎこみます。この丁寧な作業がおいしさの一つのエッセンスにつながります。煮ダレは美味しさの凝縮した調味料です。うなぎを扱うお店ではこのタレをつぎ足し使うことで美味しさのサイクルを生み出します。ですので普通は煮ダレをふんだんに出荷してしまうことはなく、そのためつぎ足し使う煮ダレを手に入れることは難しいのです。しかしこのしぐれ煮を食す際にこの美味しい煮ダレも食べてもらいたいとの思いからあえてうなぎしぐれ煮を煮ダレに漬込むという難しい製法にいたしました。
うなぎ茶漬用のだしは、白醤油をベースにうなぎの頭と骨を使いダシを取り濃縮いたしました「うな茶だし」を使用する事が絶妙な旨味と上品な塩味を加える役目をします。
別添でご用意した「ぶぶあられ」は、創業大正十二年、京都鳴海屋が国産餅米で焼き上げるプレーンのあられです。京都ではあられを添えてお茶漬にする「ぶぶ茶漬」という食文化があります。この伝統の食文化を遊び心として取り入れました。ぶぶあられを加えることで食感の楽しさが生まれ、また香ばしさがより一層食欲を掻き立てます。うなぎ茶漬の彩としてお楽しみいただけましたら幸いでございます。
お茶漬,冷製茶漬、煮こごりといろいろな楽しみがあるこの製品は他に類を見ないご提案と自負いたしております。
ぜひ「10代目渾身のうなぎしぐれ煮」をお召し上がりください。 -
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資金使い道と実行スケジュール
- 今回のクラウドファンディングで皆さまからご支援頂きました資金の一部は、うなぎのしぐれ煮制作に取り組む資金に使わせて頂きます。
◉2021年10月14日 クラウドファンディングスタート
◉2021年11月28日 クラウドファンディング終了
◉2021年12末までに順次リターン配送 -
商品のこと・・・
- 名称:うなぎしぐれ煮
原材料名:うなぎ(国産)、山椒(国産)、醤油、砂糖、みりん、ぶどう糖、水飴、食塩/清酒、魚醬、(一部に大豆・小麦を含む)
栄養成分表示(100gあたり):エネルギー254.6kcal、たんぱく質15.3g、脂質17.5g、炭水化物13.0g、食塩相当量2.5g
名称:茶漬だし
原材料名:アミノ酸液、コーングルテン、食塩、うなぎエキス:
栄養成分表示(1本30mlあたり):エネルギー13.8kcal、たんぱく質3.0g、脂質0g、炭水化物0.5g、食塩相当量6.4g
名称:ぶぶあられ
原材料名:もち米(国産、遺伝子組み換えではない)
栄養成分表示(1袋15gあたり):エネルギー60.5kcal、たんぱく質1.2g、脂質0.2g、炭水化物13.6g、食塩相当量0g
内容量:うなぎしぐれ煮100g×2瓶、茶漬だし30ml、ぶぶあられ15g
賞味期限:常温60日(ただし未開封)
保存方法:直射日光を避け常温で保存、開封後は冷蔵保管(10℃以下)してください。
製造者:株式会社 正上
〒287-0003 千葉県香取市佐原イ3406
代表☎0478-54-1642